コンカフェ嬢になるには??お仕事の内容、お給料などを解説

4月になって新しい学校やお仕事など新生活を始められた方も多いのではないでしょうか。
というわけで、今回のマカロンストーリーズのテーマは…
ズバリ「コンカフェで働くには??」です!!

新生活の時期には新しくアルバイトを探す方もたくさんいますよね。そして今年こそコンカフェで働きたい!コンカフェ嬢になりたい!という女の子が増えるのもこの時期です。そんな時に聞こえるのがこんな声…

「コンカフェで働いてみたいけど、どうやってお店を探せばいい?」
「コンカフェのお仕事って危なくない?」
「私でもコンカフェ嬢になれるかな…?」

今回は「コンカフェのお仕事」についてとことん語り尽くそうと思います♪

コンカフェとは?

まず最初にコンカフェってなんぞやというところから。

コンカフェはコンセプトカフェの略称で、特定のコンセプトに合わせた内装や衣装で店内が統一されたカフェのことです。カフェと言いつつも実際はお酒の提供があったり、深夜も営業していたりとバーの要素もあるカフェ&バーとして営業しているお店も多いです。

コンカフェと聞いて多くの人が疑問に思うのが、「コンカフェとメイドカフェって何が違うの?」ということです。答えは「メイドカフェもコンカフェの一種」です。
コンカフェの中でメイドがコンセプトのお店をメイドカフェと呼んでいます。今でこそ動物、学園、アイドルなど多種多様なコンセプトのお店がありますが、20年近く前に秋葉原でメイドカフェが誕生した時にはコンカフェ=メイドカフェでした。そのため、コンカフェとメイドカフェは何が違うのかという疑問が浮かびやすいのです。

コンカフェではフードやドリンクのメニューが楽しめるほか、キャストの女の子とチェキを撮れたり、一緒に乾杯できたりと訪れたお客様も一緒にコンセプトの中に入り込んで楽しめるのが特長です。
フードやドリンクのメニューも各店オリジナリティあふれるものを用意しています。
また、イベントを開催していることも多く、一度行ったことがあるお店でもイベントの時に行くとまた違った雰囲気が楽しめることも。
コンカフェは気軽に色々な世界観を楽しめるテーマパークのような場所なんです。

コンカフェはよくガールズバーと何が違うの?と疑問に思う方もいますが、一般的に

・フードメニューやソフトドリンク、ノンアルコールカクテルが充実している
・お絵描きチェキ、お絵描きオムライスなどが楽しめる
・乾杯の際にそのお店ならではの萌えパフォーマンスがある
・連絡先交換がNG

などが主な違いになります。

どんなコンカフェがある?

次は実際にどんなコンセプトのコンカフェがあるのか、簡単にまとめてみたいと思います。

・メイドカフェ
コンカフェと聞いてまず初めにメイドカフェをイメージする人も多いのでは?
メイドカフェではメイド服に身を包んだ女の子がお給仕してくれます。最近では同じメイド服でも色や細かいデザインでそのお店ならではの雰囲気を出しているお店も。
コンカフェの定番というのもあって、観光客や外国人の利用も多いです。

・動物系コンカフェ
メイドに続いて多いのが、動物のコスプレをした女の子がお給仕してくれる動物系コンカフェ。
メイド服に耳だけ動物のカチューシャなどをつけているお店からオリジナルの動物コスチュームを用意しているお店まで、衣装のこだわりは様々です。お店の個性が見られるので、複数のコンカフェを回ってみても楽しいかも。

・学園系コンカフェ
学園系コンカフェも最近人気なジャンルです。青春時代に戻った気分で楽しめる正統派学園系から魔法学園など学園自体にもテーマ性があるものまでお店によって違ったコンセプトを楽しめます。働く女の子にとっては衣装の露出が少ないお店が多いのが、学園系コンカフェの特徴なので、衣装の露出が多いのが気になるという子はぜひ学園系コンカフェをチェックしてみてね。

・アイドル系コンカフェ
現役のアイドルやアイドルの卵たちが働いているお店も多いのがアイドル系コンカフェ。アイドルをしている(していた)女の子のみを採用しているお店もあるので、コンカフェの中でも顔面偏差値が高いお店が多いです。歌やダンスのパフォーマンスがあることも多く、中にはCDなどのグッズを販売しているお店も。

・バニー系コンカフェ
どの時代も男性から安定した支持を集めるバニーのコスプレ。セクシーなバニーに扮した女の子たちがお給仕してくれるのがバニー系コンカフェの特徴です。働く女の子にとっては衣装の露出が高い分、お給料が相場より高いことが多いのがバニー系のコンカフェならではです。ちなみに予算も他のジャンルのコンカフェより高めなお店が多いです。似たようなジャンルとして水着や彼シャツのコンカフェがあります。

・素人系コンカフェ
すっぴんや女子大生限定、未経験者限定など働いている女の子たちの素人っぽさを売りにしているのが素人系コンカフェです。色々なコンカフェに行ってみて今度は普通っぽい女の子と楽しみたい、世界観の強すぎるコンカフェは入り込めるか不安という方におすすめです。働く女の子にとっては周りもみんな未経験という安心感があり最初のお店としてハードルが高すぎないので素人系コンカフェからコンカフェデビューする子も多いです。

・職業系コンカフェ
ナースやOL、キャビンアテンダント、ポリスなどの職業がコンセプトのコンカフェです。丈が短めの衣装などそれぞれの職業をちょっとセクシーに表現したお店が多いです。世界観がはっきりしており、なおかつテーマが身近なため、初めて来店した人でも入り込みやすい雰囲気があります。団体で行ってもみんなで楽しめること間違いなし。働く女の子にとっては可愛すぎない衣装のお店が多いので、あんまり女の子っぽすぎるのはちょっとという子にもおすすめできます。

コンカフェのコンセプトは本当に多種多様でここに書ききれないくらいあるので、ぜひ気になるお店には一度足を運んでみることをおすすめします。

コンカフェ嬢ってどんなお仕事?

さて、ここまでまずは「コンカフェとは?」ということに焦点を当てて進めてきましたが、ここからがいよいよ本題です。

コンカフェ嬢のお仕事に興味を持つきっかけは
・可愛い衣装で働きたい
・同年代の女の子がたくさんいる場所で働きたい
・漠然とコンカフェ嬢に憧れている
・稼げそうなイメージがある
など人によって色々あると思いますが、実際に応募したり面接を受けたりする前にコンカフェ嬢がどんなお仕事なのか知っておくことで、入店後のミスマッチを防ぐことができます。

コンカフェ嬢というのはコンカフェでフードやドリンクのサービスをしたり、お客様とお話をしたりするコンカフェの店員さんのことです。コンカフェキャストという呼び方をすることもあります。

コンカフェ嬢になるために必要な資格などは特になく、誰でも応募することができます。アルバイトや接客業の経験がない子でも大丈夫です◎

ちなみにコンカフェではお仕事をすることをお給仕、お客様のことはご主人様(お嬢様)と呼ぶことが多いです。(最近はコンセプトが多様化しているので、お店のコンセプトに合わせた別の言い方があることもあります)

・フードやドリンクの提供
お客様にフードやドリンクを提供します。提供の流れはお店によりますが、基本的には温めるだけや盛り付けるだけなど誰でも簡単にできる仕組みになっていることがほとんどです。お絵描きオムライスなどは慣れるまで難しく感じることもあるかもしれませんが、他の女の子のものを真似してみたり研究を重ねることでだんだん上手くなります。ドリンクの提供も同じで、難しいカクテルなどを注文するお客様は滅多にいないので、お茶割りやハイボールなどの基本的なお酒の作り方さえ覚えてしまえば問題なくお仕事ができるでしょう。

・接客
お客様と何を話していいのかわからないというのは新人コンカフェ嬢にありがちな悩みです。でも実際にはお客様のお話を広げていったり、他の女の子の接客を真似したりしていけば十分です。コンカフェの接客というとなんだか難しそうに感じるかもしれませんが、笑顔で楽しくおしゃべりできていれば大丈夫です。またお店によってはゲームやカラオケ、ダーツなどがあることもあるので、おしゃべりだけでは場が持たないという時にはそれらを利用してみるのもいいでしょう。また、チェキの撮影やお絵描きなども接客の一部です。

・お散歩、ビラ配り、配信
お店によってはお散歩、ビラ配り、配信があることがあります。お散歩はお店の看板などを持ってお店周辺を歩くこと、ビラ配りはお店の前や駅前などでお店のビラを配ることでどちらもお店をより多くの人に知ってもらってお客様を増やすために行っているお店が多いです。そう聞くと難しそうにも聞こえますが、ノルマは設定していないお店がほとんどです。配信も目的はお散歩やビラ配りと変わりませんが、配信は店内で行うという違いがあります。お店のアカウントから配信を行って場合によってはその場でドリンクなどを遠隔でもらえることもあります。配信もノルマは特になく、今まで配信をしたことがない子でもやり方を一から教えてもらえるお店が多いです。

基本的にはコンカフェ嬢のお仕事の内容は簡単なことばかりで特別な才能がなくてもできることばかりです。もちろん慣れるまでは難しく感じることもあるかもしれませんが、それはコンカフェ嬢に限らないことです。未経験者を積極的に採用しているお店が多いので、わからないことはどんどん質問できます。
お店によって詳しいお仕事の内容には差があったり、求められるレベルやお店のフォロー体制にも違いがあるので、面接の時や体験入店の時に確認するといいでしょう。

コンカフェ嬢のお店選び

コンカフェ嬢のお仕事の内容がわかったところで次に気になるのが、どんなお店を選ぶといいのかです。ここではコンカフェ嬢のお店選びのポイントをまとめます。

・エリアで絞る
現在コンカフェは全国的に店舗数を増やしています。以前は繁華街エリアに集中していましたが、最近では少しマイナーな駅に地元密着型のお店があることも。なので、まずはエリアで絞るといいでしょう。

一般的には

繁華街エリア→お店の数が多く自分の好みに合うところを見つけやすいが、コンカフェ激戦区なので採用基準が高いお店もある。客入りは安定していて観光客や外国人も含め客層が幅広い。お給料の条件は地元密着型のお店より良いことが多い。

地元密着型→そのエリアに多くても2,3店舗しかコンカフェがないことがほとんどなので、常連のお客様が多い。緩く働けるお店が多いが、お給料は繁華街のお店に比べると抑えめ。

と、どちらも一長一短です。
自分がどんな風にコンカフェ嬢として働きたいのかをイメージしてお店を選ぶといいでしょう。入店を決める前に複数のエリアのお店を見ておいて客層や街の雰囲気などが自分に合うかを確認しておくのも一つの手です。

・衣装で選ぶ
ひとくちにコンカフェと言っても色々なコンセプトがあることは先ほど説明した通りです。そしてお店のコンセプトが最も反映されるのがコンカフェ嬢の衣装です。入店したら毎出勤着ることになる衣装なので入店前にきちんとどんな衣装なのか確認しておくのは必須です。

具体的には以下のような判断基準があります。

1. 露出はどこまでOKか
JKの制服風など露出がほとんどない衣装からハイレグのバニーの衣装までコンカフェの衣装の露出度はさまざまです。面接の前に求人サイトやお店のホームページ、SNSなどで衣装を見ておきましょう。特にアイドル系や動物系のコンカフェはお店によって思ったより露出が多い衣装であるケースがあります。他のお店がこうだったなどで判断しないようにしましょう。

2. 衣装のサイズ感やデザインは自分に合うか
コンカフェ嬢というと可愛くて自分の見た目に自信のある子ばかりという印象を受けて、そんな子たちと同じ衣装を着て大丈夫?と不安になる方もいるかもしれません。ただ実際にはみんな自分の良いところを際立たせてコンプレックスは隠してくれる衣装で自分を可愛く見せていたりするものです。例えばデコルテから胸のラインには自信があるけど太ももがコンプレックスなので、上半身は少し露出が多めだけど足元はボリュームがあって体型をカバーしてくれるような衣装を選ぶなどです。せっかくコンカフェの数自体が増えていて衣装のバリエーションも豊富なので、ぜひ自分に合うのはどんな衣装かという観点でもお店を選んでみてください。また、ぽっちゃりしているとコンカフェ嬢にはなれませんか?という質問もよく聞きますが、衣装にサイズを複数用意しているお店もあります。採用基準としては衣装が着られれば問題がないとしているお店が多いです。

コンカフェの数が増えていて衣装の種類も昔と比べ格段に増えています。どのお店も自慢の衣装を厳選していて、オリジナル衣装を使用しているお店も多いです。衣装の写真は求人ページやお店のSNSなどで簡単に見つかるので、ぜひ色々なお店のものを見て気になったお店について詳しく調べてみるといいでしょう。

・お店の雰囲気で選ぶ
コンカフェの中には有名なコンカフェ嬢が在籍する有名店から未経験のコンカフェ嬢のみを揃えた未経験専門店まで多種多様なお店があります。有名だから、大手だからという理由だけで選ぶと未経験歓迎でも実際は未経験者がほとんどいなくて肩身が狭い思いをした、専業のコンカフェ嬢が多くて副業の自分は馴染めなかったなど後で後悔するケースも少なくありません。できたばかりのお店や小規模なお店の中にも優良店は数多くあり、アットホームなお店ならではの良さもあるので、ネームバリューには囚われすぎず実際にお店の雰囲気を確認して応募するのがおすすめです。

コンカフェは年々お店の数も増えていて求人サイトにも収まりきらないくらいの求人が出ています。初心者にはお店選びのコツも分かりにくく、つい名前を聞いたことがある有名なコンカフェに目が行きがちですが、それ以外にも素敵なコンカフェはたくさんあります。自分がどんなお店で働きたいのか、自分が気になるコンセプトはなんなのか、どんな衣装で働きたいかなど自分が入店した後の姿を想像するのがお店選びの第一歩です。また通える範囲にあるお店なのかも重要です。通勤に片道1時間半以上かかったり普段の自分の生活圏ではないお店を選んだりすると結局自然とお店から足が遠のいてしまうことが多いので、せっかくのコンカフェデビューですからより長く続けられるようにお店と自分の家や学校、職場の距離は意識するようにしましょう。

コンカフェ嬢のお給料

次は気になるコンカフェ嬢の懐事情。
コンカフェって稼げるの?と思っている子も多いと思います。

コンカフェ嬢のお給料=時給+バック
であることがほとんどです。

・時給
コンカフェ嬢の時給は1200円〜1500円くらいのことが多いです。
1500円はそのお店で長く働いている女の子がもらっている時給なことが多いので、入店したての一般キャストの子であれば1200円〜1300円と思っておくといいでしょう。
コンカフェの時給は売上や呼んだ客数で変わるというよりは単純に出勤数(レギュラー出勤できる子はレギュラー時給など)や勤務歴(1年以上で昇給など)などお店への貢献度で変わることが多いです。つまり今自分に自信がなくても、まだお客さんがいなくても努力次第で昇給のチャンスが誰にでもあります。時給が相場より大幅に高いお店は入店してみたらノルマがあったり、衣装の露出が多かったり何かしら時給が高い理由があるので注意しましょう。

・バック
チェキやドリンク、シャンパンなどの売上に対してつくのがバックです。いわゆる歩合制になります。女の子がもらえる割合は売上の10〜20%に設定されているお店が多いです。初めのうちはバックをたくさん稼ぐのは難しいかもしれませんが、人気が出るとこのバック部分だけで10万円単位で稼ぐ子も。

では、実際にシュミレーションしてみましょう。

条件は
・時給1400円
・チェキ1000円 バック20%
・ドリンク1200円 バック10%
のお店で、1日6時間、週に5日働いたとします。
1日あたりチェキ5枚、ドリンク9杯をもらったとして…

1日あたりのお給料
1400×6+1000×5×0.2+1200×9×0.1=10480→10,480円

1ヶ月あたりのお給料
10480×5×4=209600→209,600円

1ヶ月で20万円くらいのお給料になりました。

コンカフェ嬢メインでがっつりシフトに入るのか、他の学校や仕事と両立して週に2日程度で緩く働くのかによってもお給料は変わってくると思います。自分の希望する働き方や目標を明確にして考えるといいでしょう

コンカフェ嬢って危険ではない?

「コンカフェ嬢って危ないことはないの?」「親に相談したらコンカフェ嬢は危険だって言われた」などコンカフェ嬢の安全性を心配する声はよく聞かれます。

・入店してみたら時給やバックの条件が違った
・明細がないのでお給料の内訳が不明
・派閥があっていじめにあった
・衣装が変わって露出が増えた、事前に聞いていたものと変わっていた

などがよく聞かれる入店後のトラブルの例です。
応募する前にお店の情報を調べたり、面接で詳しく話を聞いたりして事前に確認しておくのがいいでしょう。

コンカフェ嬢になろう

ここまで色々とコンカフェのこと、コンカフェ嬢のお仕事のことを書いてきましたが、結局のところやってみないとわからない。やらない後悔よりやる後悔。
コンカフェ嬢になりたいみなさんが素敵なお店と出会って、コンカフェデビューできることをお祈りしています☆